泉区(いずみく)

●下飯田町(しもいいだちょう) 
 
   
▲珍しい竹垣で囲われた民家  ▲富士塚城址/富士塚公園の一角
   
▲ 天王森泉館/歴史的建造物で1階で「吊し雛展」が行われていました
   
▲東泉寺/天明の飢饉の書き付けが山門から見つかっています。残っている石塔から鎌倉街道が偲ばれます  ▲下和泉鯖神社/境川・和泉川流域のサバ神社12社のひとつ。慶長年間1600年ごろの勧請。祭神は源満仲 
生まれてきた子どもの幸せを願う「吊し雛展」
 横浜で吊し雛飾り展が行われているというので出かけてみました。旧清水製糸場本館の一部を移築したもので、いまは天王森泉館と呼ばれ、横浜市の歴史的建造物に認定されています。吊し雛は全国各地で行われており、各家庭の玄関先に吊り下げていたりしています。もともと忌まれてきた子どもたちの幸せを願う行事です。
泉区は1986年に戸塚区から分離独立しました
 泉区は昭和61年(1986)11月に戸塚区から分離独立しました。古くは下飯田村といい鎌倉郡に属していました。昭和14年に横浜市の編入され飯田町となりました。ところで飯田の語源は、自然堤防や段丘など小高い所にある田や土地を意味するそうです。
住宅街のなかの富士塚城址
 下飯田町をブラブラと歩きました、といってもごく普通の地方都市のイメージです。ところどころ大屋根の民家が見られます。かてつては茅葺き屋根だったと思われます。富士塚公園には、富士塚城址碑が立っています。といっても周囲は住宅街です。
流行病(はやりやまい)があると七鯖参り
 かつての村の鎮守さまといえば、下和泉鯖神社を指します。鯖は古文書によっては、左馬、左婆と書いたりしています。虫除け、疫病除けなどの民俗的信仰から誕生した神さまといわれています。明治のころまで、流行病があると七鯖参りが行われていました。 
 感動度★
もう一度行きたい度★
交通 横浜市営ブルーライン下飯田駅から徒歩30分